A.どのメニュというわけではありませんが、私自身の使っているメニュも含めて、使い過ぎや偏り過ぎは、あまりよい結果をもたらさないと思うので、生徒さんの習熟度に合わせて、適宜変更していくのが、よいだろうと考えています。(♭Ξ)
A.基本的にはどのトレーナーも間違っている意見は言わないしないと思います。ただ「脱力」という言葉をよく耳にします。脱力そのものを悪いとは言いません。でも、歌も芝居もダンスもお客様に伝えるためにはすごい熱量が必要だと思います。1000人を超えるホールや劇場で表現することはすごいことです。身体が固まることはいいとは言いません。でも力はいりますし、脱力だけでパワーがない歌や芝居にだれが感動するのでしょうか。
器用な人は脱力して声もでます。でも脱力だけでは出ない人もいるのです。(♭Σ)
A.「声とことばのトレーニング帖」は、とても勉強になります。50音の練習で、豊富な数の練習があるからです。小説の1節から歌詞まで幅広く取り上げられていて、セリフのみならず、表現力もつくと思います。(♯Ω)
A.身体を使って声を出すという方向で、支えを作るという概念をうまく伝えるのが難しいのではないか?フォームとか体の支えとかは、一歩間違うと身体の硬直を招くので危険ではないか?
と思います。(♯Δ)
A.他のトレーナーのメニュは判断できませんし、判断してしまえば誤解を招くことになりかねません。自分がそうであるように、他のトレーナーのメニュも目的があって取り組んでいる内容であると捉えています。(♯α)
A.「ブレスの吸い方」と「響きの問題」、「支えの方法」が大きな問題だと感じます。
ブレスの吸い方に関しては、「鼻からよりも口から吸ったほうが吸える感覚を実感しやすい」と答える人が多くいます。それでもなお「絶対、鼻から呼吸法」を薦めるのですか?十分な声を出すのに必要なブレスを吸うことよりも、「吸い方」にこだわるのですか?私は、歌う時や効率よく声を出したいときには基本的に口から吸うことを薦めております。「どうしても口から吸うことが嫌だ」という人には、鼻からでも、できるだけ深く吸えるような指導法を心がけていますが、その場合は習得するのに時間は掛かります。
響きの問題ですが、女性の先生に多い教え方だと思います。ご自身がハイソプラノであればなおの事。初期段階であっても響きを追求し、結果、声が育たず高音がファルセットに逃げるという出し方。教わる側がそれでいいのであればいいと思いますが、「声が小さい」という人や「高音域だ出しにくい」という人に対して、その指導法は適切でしょうか?「声を育てる」という事に主眼を置くならば、響きを教えるのはかなり後になってからであると私は思います。
支えの方法について。大きく分けて2種類の方法があります。声を出したり息を吐くことによってお腹を持ち上げるように使う方式と、丹田に力を入れたままお腹を突っ張るように使う方式です。極論、本人の歌う作品や歌い方に合えばどちらでもよいと思いますが、相反する先生につくと混乱の原因になります。どちらか片方のメソッドである程度のところまで慣れさせることが重要だと思います。
(♭Я)