A.私は初期に出した本への絶賛かつヒットに加え否定論調が出たのを不思議に思っていました。内容への具体的な言及がなく、自分に合わない、自分の判断と違うという主観的かつ感情論だけ、画期的な本なので、これまでの考え方やり方と異なるのは、むしろ当然です。それも声、音楽観や表現の基準の違いに由来するものでさえなかったからです。自分本位にトレーニングをやった人の愚痴のようなもので、拙著からの引用も範囲の特定も批判の根拠も何も示されていないから、対応さえもできないのです。
いまだに自分に合うとか合わないだけで、うんぬんされているこの分野にも、さらなる発展のために、批判に値する批判が健全に行われるようになるように願っています。(♭)