発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.歌の練習時間は長い方がよいのですか。

A.貴重な時間の中でやみくもに歌うということは疲労にもつながるので避けたほうがよいと思います。また、歌詞を覚えるとか作曲家について調べるというようなことは音を出さなくてもできますし、呼吸のトレーニングも日々の生活の中に取り入れてしまえばよいでしょう。

歌を歌う時間をそれほど多く取らなくても結果的に音楽の稽古ができる場合も多いです。

何よりも大切なのはよい演奏にじかに触れるということ。ジャンル関係なく、できれば普段クラシックを歌っている人はジャズやラテン、ロックなどを、ポップスを歌っている人はクラシックやオペラなどを、自分と違うものも積極的に聴くようにしましょう。すると、世界の音楽がどのように繋がっていて、自分が今何をすべきかということが見えてきます。

ピアノが弾ける人はバッハを弾いてみることもとてもおすすめです。歌のフレーズ感を持つのにとても勉強になります。(♯ё)