A. 声のトーンは、とても大切です。話の動きの部分、リズム、メリハリ、ノリの前に、まず声のトーンによって、私たちはその人の話を受け入れる気持ちになるかどうかが決まるからです。たとえば、怒ったりヒステリックになったりした時のトーンには、誰も関わりたくないと思います。同じ人でも、トーンを変えただけで受け入れられなくなります。まして、話の中で、最後までずっと伝達のベースを支配するのは声のトーンです。トーンによって、話は聴きやすくなるばかりか、聴き終えた後の印象まで左右されます。そのためには、ヴォイス・コントロールが必要です。(Э)