A.レッスンや練習をしていて、体が硬くなりやすいという人も多いのではないでしょうか。声を出すのに指導者から言われた呼吸、響き、体の使い方、フレーズ、テンポ、音程、リズムなど見えないものを感じよう、見ようとすればするほど体は固まりやすくなります。そんなとき試してほしい練習があります。
家族、友達、ペットなどなんでもいいのですが、大きな声で名前を呼んでみましょう。やりすぎはよくありませんが、5~6回は遠くにいる人をよぶつもりで声を出してみましょう。
これはとても効果的です。特に私たち日本人は、大きな声があまりよくないもののように社会が成り立っていることが多いです。ましてやSNSやパソコン画面の中で声をださずに会話ができる今の時代。発声の技術などの前に声をだす体が弱いと言ってもいいかもしれません。体ができていないのに技術だけを追ってもかえって体の力みが生まれます。息を吸って、誰かの名前を遠くにその人がいると思って大きな声で呼ぶだけです。このトレーニングの後にいろんな体のことをやってみると、うまくいくことも多いですよ。([E:#x266D]Σ)