発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Q1240.息を吸ったり吐いたりしないで、お腹がしぼられて、あばら辺りが広くなるようにというのは、息をコントロールするために必要なことですか?

A.肋骨を通常よりも大きく広げる動作を自発的に行えるようにすると、肺にも大きな空間が作られます。それによって共鳴作用が生じやすくなります。(♭∀)

Q1239.基本的な姿勢、呼吸法、声量のつけ方、息だけを使っての歌い方、滑舌について知りたいです。

A.姿勢は、腰を入れて(骨盤を前に持っていくような感覚)上半身は完全にリラックスできるように立ちます。呼吸法は、息もれをさせないことが最も大切です。呼吸法にこだわりすぎる人は、間違って息もれ声で練習しがちです。声量は、のど声で大きくしたい…

Q1238.声がかすれてしまいます。大きな声が出ません。声を出したときに鼻に響きません。

A.声がかすれる、大きな声が出ない、鼻によく響かない、これは全部、息もれ声の特徴です。しっかり声門を閉じることができなければなりません。そのためには体で声を支えることです。(♭∀)

Q1237.しゃべる前に息を止める、というのがよくわからなくなりました。レッスンの時に、吸う、吐くときに、ぶつ切れになっているといわれました。

A.声を出発させる前は、無駄な息を使わないように息を止めてから出発し、最後の音を出した後、出発する時と同じフォームで終わると良いということで、吸うな・吐くなということではありません。体のフォームを整えるための一つの練習方法です。(♭∀)

Q1236.他のヴォイストレーナーから、チェストボイスというものを教わり、それで胸にひびくようにして(そのぶんのどの周りは力を抜く)使ってみたところ、今までよりも余分な力が抜けて背中の低いところで支えられている感じがしました。ただ、息をあてるような感じにしているので、少し喉に負担がかかっている気もします。どのようにやっていけばよいでしょうか?

A.胸に響かせると確かに歌いやすいし、楽です。しかし、この声は自分に響いてくる声なので、必ずしも飛ぶ声ではありません。結果、広い場所で歌うと叫んでしまい、喉への負担が大きくなりやすいです。しゃべっている位で響いているくらいからでよいのです…

Q1235.声の調子が安定するにはどうしたらよいのでしょうか?今の理解としては、フレーズ単位で息がしっかり流れるようになり、感情がそのまま声に出る状態(=体が楽器になった状態)になれば安定すると思っていますが、それでよいでしょうか?

A.体を楽器にしていく方向で、腹式呼吸を身につけ、しっかり息が吐ける形が体にしみ込んでくれば声も安定してきます。体で声を出していくことです。(♭∞)

Q1234.今日20才になりました。そんなわけでお酒を少し飲んで練習するというのはどうなのでしょうか?リラックスできそうな感じがしますが。

A.トレーナーとしては、飲んで歌うことは決しておすすめできません。ただ一度くらい飲んで歌うことを体験されてもいいと思います。次の日のノドの状態がどんな風になるか体験しないといくらトレーナーが言ってもわからないと思います。体質なので飲んでも…

Q1233.体の支えのためのいいトレーニングはありますか?

A.壁に背中、後頭部をつけそのまま空気イスのような状態を作ってください。下半身にストレスがかかると思います。それを感じながら声を出してください。(♭Σ)

Q1232.家でストレッチとキーボードを使って声を出す練習をしていますが、他にどんなことをやればよいですか?

A.ストレッチをしながら声を出す練習をされたらいかがですか。声を出すのに体が固まっていては絶対にいけません。体をほぐしながら声を出すというのはとても効果的です。(♭Σ)

Q1231.「ソ」の音がどうしても低くなってしまう。「ラ」の音がとれるかどうか不安です。タイでつながっている音は拍を数えにくい。

A.どうしても低くなる音は、自分が思っているよりも高めを意識してうたうことです。タイでつながっている音は、まずはタイを取って練習することをすすめます。(♯Ω)

Q1230.ハミングはどういう感覚でやればよいですか。

A.ハミングは、目の下のあたりや鼻の奥のあたりに音の抜けるような場所を見つけましょう。(♭§)

Q1229.声の出し方に変な癖がついていると言われました。まず鼻に響かせられるようにと言われましたが、なかなか出来ないです。

A.息が落ちていると、ハミングや鼻のところで声を響かせられません。まず、鼻の奥あたりまで息が上がってくるようにしてみましょう。また、のどがしまっていると、のどのところで息が止まって鼻まで届きません。のどがあいているかも注意しましょう。(♭§)

Q1228.おしりを引っ込めるのか、それともスクワットのようにおしりを後ろに出すのか。ストレッチで背中を伸ばすやり方がよくわからなくなった。スーっと息を出してから音を出さないように息を吸うとき、まず鼻で吸って、次に胸で吸うのは間違っているか。

A.ストレッチ(背中)はいろいろありますが、肩甲骨の間の筋肉を盛り上げるような押し出すような感じでやってみましょう。ただ肩だけが前にこないよう気をつけましょう。息を吸うのは、リラックスして鼻と口両方パッと開けるようにやってみてください。(♭…

Q1227.舌や喉に力が入りすぎる癖はどのようにしたら改善されるのか。

A.舌やのどに力が入らないようにする方法は、良い発声フォームで歌うということです。体が上手に使えていない時、何かに頼ろうとして舌やのどが硬直します。良いフォームを身につけるにはまず、舌、のどに力が入る習慣をやめなければなりません。相当意識…

Q1226.息吐きの練習のときも背筋や腹筋を意識した方が良いですか?

A.意識した方がいいと思います。しかし、その意識が力みになるならやらないほうがいいです。吸った息と吐いた息のバランスが大事です。吐いた分だけ、入ってくるように思ってください。(♭Σ)

Q1225.強いところで叫んでいる感じになります。響きも位置も同じで強弱させる方法はありますか?

A.強拍は強く歌うというよりも、大事に歌うと思ったほうがいいでしょう。(♭Σ)

Q1224.前に買った楽譜の本がいまいちだったので、ちがう本を買うつもりです。どのような本が良いでしょうか。

A.子供用の本や、小中高の音楽の棚にある本の方がわかりやすく書いてあります。(♭Σ)

Q1223.家の中で大きな声が出せません。小さな声で練習してもよくならないでしょうか。大きな声を出せる場所を探して練習すべきでしょうか。

A.声が出しづらい場所でもハミング、sotto voce など練習法はいくらでもあります。ただ時にはおもいっきり声を出してよい場所もあったほうがよいでしょう。(♭Σ)

Q1222.その音のど真ん中を一発でとらえられるようになりたい。

A.イメージとしては、声をぶつけすぎないことも大切です。ぶつけようとすると押して壊れてしまいます。のせるようにしましょう。(♭Σ)

Q1221.高音と同じように低い音域も広げたいのですが。

A.低い音域は、もって生まれたものが大きいので、あまり無理をしすぎると喉を痛めます。(♭Σ)

Q1220.音程がとれるようになるにはどうすればいいか、アドバイスをください。

A.喉でとるのではなく、体の感覚や体のポジションでマスターするようにしてください。(♯Θ)

Q1219.ライブではどう歌えば良いか。

A.ライブは身に付いたものが自然と出るところです。発声を気にしながら歌うのではなく、自分が表現しようとしたものが出るように専念しましょう。(♯Θ)

Q1218.聴いた方がよい音楽はありますか?

A.クラシック音楽(特にオペラ)など、さまざまなジャンルを聞きたいと思うものから片っ端に聞きましょう。(rf)(♯Θ)

Q1217.歌っていると、音がフラットになるんですが、どうしたら改善できますか。

A.音程とピッチと音の流れを聞いて、それに溶け込んでないときはフラットになってると思ってください。(♯Θ)

Q1216.音域を広げるにはどんな練習をすればいいのか。

A.呼吸の練習、からだを使って発声していくことが、基本です。(♯Θ)

Q1215.英語の歌を歌うときの発音は耳コピーで覚えた方がいいのか。

A.text(歌詞)があれば、目でスペリングを見て確認することも必要です。(♯Θ)

Q1214.練習を続けることで、声がかれる、のどの痛みなどがあった場合、問題ないことなのでしょうか?オーバーワーク又は練習の仕方に問題がありますか?

A.のどが痛くなるというのは、息もれなど声帯が効率よく閉じていないため起こります。良くない発声では歌わない方がいいので、自分でわからなくなったときは練習をやめた方がいいことが多いです。(♯Θ)

Q1213.母音の「オ」で練習していますが、「エ」も少し響きが落ちる気がします。「オ」ができれば、他の母音もしっかりできるのでしょうか?また違うのでしょうか?

A.「エ」の母音は、口の奥がしまりやすい言葉なので、たてに開いた方がよいからです。個人差もあります。男性の場合は「イ」や「オ」など抑制のきいた母音の方がいいです。それが出来るようになって他の母音を合わせていくとよいでしょう。(♭Σ)

Q1212.ハミングした時の鼻の上が響く感じと発声のときとでは、微妙に声の出す位置が違います。どの位置が一番良いのかつかめません。

A.ハミングのときに響く場所で歌う方がよいのですが、最初は自然な場所で声を出す訓練もしていきましょう。それをぬきにしてハミングだけをやってしまうと、浮いた声になりかねないからです。(♭Σ)

Q1211.ドッグブレスの練習のときにお腹はへこんではだめですか?

A.へこむというイメージはよくありません。目的によって異なります。鍛えるためなら、しっかり動かしてください。(♭Σ)