発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.過去のけが、骨折などは発声と関係しますか。

Q.過去のけが、骨折などは発声と関係しますか。 A.そのときの影響が、けがの時だけ出たり、そのあと続いたり、あるいは隠れて何らかの形で出たり、いろいろと考えられます。 私どもでは、最初に本人の同意の範囲で聞いた上で、レッスン場での声において…

Q.声もことばと同じく、過去のトラウマを解決する手段になりますか。

A.結果として、なっていると思いますが、精神病医、心療内科の治療のようなことを意図してはいけないと思っています。声が出せて自信を取り戻したらよいくらいに留めるべきに思います。(♯)

Q.住むところと声は関係しますか。

A.もちろんです。周りの人や仕事と、日常生活、声の大きさ高さ、話すスピード、話し方、それぞれ違います。それに応答しているわけですから、周りの影響は受けてしまうものでしょう。声だけでなく歩き方、買物のし方、車の運転のし方、すべて、含まれます…

Q.呼吸法の練習方法を教えてください。

A.これはおそらく四足歩行の動物が行っている発声法をモデルにしたものと思われますが、1.まずは地面にひざと手をついて四つん這いになってください。2.ブレスをとる時に、上体を完全脱力させてください。脱力がうまくいってればでっ尻になるはずです。3.呼…

Q.職業柄、固いもので声が自由になりません。

A.役者、歌手のように道化に化けましょう。幼い子供に応じて、子供っぽい声にしてみましょう。固い―固定と柔軟は、真逆です。心身も考え方も捨ててみてください。一人でできないでしょうから、ヴォイトレへ。(♯)

Q.服装は声と関係しますか。

A.大いに関係します。姿勢から心身の状況にまで、特に服装で、拘束するもの、締め付けるものは、外したり、緩めましょう。帽子、メガネ、ネクタイ、カラー(詰襟)、バンド、パンツ、コルセット、ブラジャー、ブーツ、ハイヒール、さらに化粧、アクセサリ…

Q.体重が重くなると声は幼くなるのですか。

A.そんなことはありませんが、もしそういう現象があるとしたら、太ったことをカバーするための声の演出です。体を小さくみせようとしているわけです。(♯)

Q.歌ったりせりふを言ったり、見本を見せたりしないトレーナーに学べますか。

A.あなたに歌わせたりせりふを言わせたり、あなたの声を聞かないトレーナーには学べないと思います。私のところには、発声見本を見せないトレーナーはいますが、声を聞かないトレーナーはいません。私は、歌いすぎ、みせすぎ、説明しすぎ、しゃべりすぎ、…

Q.最初から大作や古典、例えばシェイクスピアに挑むのはよくないでしょうか。

A.最初だからこそ、やってみましょう。無茶、無謀、無理は最初だからこそできます。オペラなどでも、30代40代で、実力がつかなくては歌ってはいけないと言われるような大作はありますが、10代、20代前半ならやってみましょう。できるとは言いませんが、で…

Q.1オクターブくらいの曲から始めるようにとありました。☆

A.声から考えると声域がせまくゆっくりの曲を、初心者はヴォイトレと併行するとよいです。簡単だからではありません。基本のすべてが入っていることが多く、しかも、わかりやすいからです。難しいと思われている曲の方がごまかしやすく気づきにくく学びに…