発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-03-30から1日間の記事一覧

Q.スケールの声を統一するとは。

A.たとえば、「ドレミレド」というメロディで「ラ」で5音出して、これを1音に聞こえるようにフレーズをつけてから、ことばにします。しかし、多くの人のは、5つの音にしか聞こえません。なぜなら、先にイメージで音の高さを5つの点でとっているからで…

Q.音高に対して声質を統一するには。

A.「ハイ」ということばで、1オクターブ内の12音でのよしあし(違い)をチェックしてください。 ドレミレドの音階で、どんな音でもよいので上下降してみてください。できるだけなめらかに均等な発声にします。 1.アアアアア 2.マママママ 3.ガゲ…

Q.声域についての考え方は。

A.初心者なら2年くらいで1オクターブ近くもてて、半オクターブ使い切れるようになれば早い方です。 私は基準が厳しい(とはいえ、それがプロとしての最低レベルなのですが)ので、私のレッスンで半オクターブができれば、1オクターブと少しある程度の…

Q.トレーニングを積めば、誰でも半オクターブから1オクターブくらいまで、しっかりした声でもっていけますか。

A.これは外国人なら一般の人のもつ条件です。また、同じ声質で1オクターブ近くとれれば、残りの半オクターブは、ひびきを使ってとれます。3オクターブや5オクターブを目指す人もいますが、不必要な音域に挑んでいい加減になるだけの目的は、私には理解…

Q.なぜ、しっかりとした声にならないのですか。

A.多くの人は、高音の発声を口先でつくりすぎているため、そこから中間音や低音におりてきても、うまく声になりません。それに対し、このトレーニングは、高低とも同じ音色で統一しようとする発声なのです。まずは、体の支えのなさが突きつけられるべきで…