発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.共鳴は、高さを変えることで異なるのですか。☆

A.母音の違いも共鳴の倍音の違いですから「アー」と「オー」や「エー」などをくり返しているうちに混ざり、入れ替わるところにいろんな共鳴が聞こえてくるものです。(♯)

Q.すぐに効果が出ないのは、よくないトレーニングではないのでしょうか。

A.すぐに確実に上達させるのが、よいトレーニングなのだと思っている人がたくさんいます。ヴォイトレといっても、多くのケースでは、そこまでの徹底したトレーニングは行なわず、大半はカルチャーセンターレベルの即席的な方法です。チェックや調整が大半…

Q.トレーナーに、やり方の正解を求めるのはおかしいのですか。

A.そうではなく、トレーナーとともに考え悩みながら創造していくのが、本当にあなたの力となるヴォイストレーニングだということです。トレーナーは少しずつその材料と基準を与えていき、あなたはそれをいかに有効に使っていくか、それを組み立てていくこ…

Q.誰がトレーナーとしてよいのか。

A.これも私が私自身を誰にでも推薦できないのと同様、どこのトレーナーをもお勧めできません。同じ人に出会って、同じことを聞いても、それをどう受け止めるか、活かせるかは、受ける側の心持ちや準備によります。(♭)

Q.握手会は、よいことですか。

A.手をとるということで親しみを与えてくれます。しかし、どこまで公けなのかは難しいところです。ヴォーカルには、喉に負担、できたら、歌唱後はクールダウンにあてたいものです。(♯)

Q.音程の幅というのを、正しく知りたい。☆

A.1オクターブを1200に均等に分割したセントという単位があります。(アレグザンダー・J・エリス)それは、1オクターブを1200セントとしてみます。セントというのを高さの違い(幅、音程)に使っています。(♯)

Q.五声は、中国から来たのですか。☆

A.宮商角微羽(ドレミファドラのペンタニック)は、十二律のうちの五音で土火金水木など五行説の考えから取り出されたと思われます。(♯)

Q.イベントの発祥とは、どこからだったのでしょう。☆

A.日常のしぜんのリズムの破壊は、祭り、その儀式、あるいは芸術や宗教で行われます。そこでは、自分を超えたものへ自分を開いて解放するか、自分と異なるものを自分に入れて救済されるか、でした。(♯)

Q.楽器での西洋と日本との違いは、何でしょう。☆

A.西洋では、楽器そのものを改良してより使いやすくしていくが、日本では、人が楽器に合わせて工夫していくともいえましょう。(♯)

Q.幼児に必要なことは何でしょう。

A.一緒にゲームに遊ぶ。collusion(なれ合い、談合)こそ現実社会での対応能力、養成法なのでしょう。遊び、緩みの大切さを忘れてはなりません。(♯)

Q.身と体というのは違うのですか。

A.身体の身は生命、生きた身体のことで、体ではない。身振り、身なり、身構え、身を立てるなど、社会性をもつものです。ゆえに、身体の喪失感はパニックを生じ生じるものでしょう。一方で、身体は自分のものでありプライベートのものというのでは、他人と…

Q.日本人に歌やダンスは根付きませんか。

A.お歌とお遊戯が学校に入ると、楽しいより恥ずかしくなり、なくなってきました。他人との共感を歌と踊りを通じては味わう機会がなくなったのです。(♯)

Q.日本人の元々の姿勢とは。☆

A.日本人の姿勢、農民は顎を突き出し、腰をかがめ、膝が曲がったナンバ歩きでした。(♯)

Q.エクササイズで、シェイプアップされたボディを気にしすぎています。

A.健康、かつ、結果としてうまくいっている体になる、それには、歌唱、呼吸、ヴォイトレで充分だと思うのです。(♯)

Q.感覚の敏感なところは、どこでしょうか。

A.身体の開口部に感覚器は集中してあります。触覚も唇や性器などで鋭い。(♯)

Q.涙以外の排出物が汚いと思ってしまうのは、なぜでしょう。

A.人の体から出るものを汚く感じるのも、自分と他人の境界線で、その区別こそが社会秩序の基礎にあるからでしょう。(♯)