2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
A. 十代では、声の使用度と声への関心を高めることでしょう。 よい作品をたくさんみること、その感想を書き残していくことです。焦ったり急ぎすぎたりしないことです。
A. 喉頭を下げるより上げることが起きやすくなるのは、体として喉は吸気すること、食べることを優先してできているからです。トレーニングでムリにするよりは、しぜんとその状態のところで覚えていくことがよいでしょう。
A. 笑顔や頬を上げて高音をカバーする一般的な指導法があります。しかし、部分的な処方で、早く少しは変えられるが、根本的には、大して大きくは変わらないのです。微調整には使えますが、基礎のトレーニングとしては、一定の効用までしかないともいえます。
A. 上顎は上がらないし、上に向けると喉を詰めてしまいます。元より、上顎というところはありません。顎というのは、舌の歯のついているほうだけですから、下顎だけで、それを下顎というのもおかしなことです。顎は原則として、引くことです。
A. 老人性音声衰弱症(加齢性)では、女性は、特に低くなることが多いです。
A. 副鼻腔の共鳴は、イメージとしてよく使われますが、実証されているわけではありません。
A. 簡単にいうと、(上咽頭)―軟口蓋―(中咽頭)―喉頭蓋―(下咽頭)となります。
A. 音源としては、 長さ…短いと音が高くなる 太さ…細いと高くなる 重さ 軽いと高くなる 密度 硬いと高くなる~緊張させる(引っ張ると高くなる) 声帯の場合は、短いと高くなります。男性より女性、バスよりテノール、アルトよりソプラノが、大体は短いので…
A. 口の開け方としては、上向いて指が2本入るくらいでよいでしょう。 舌の脱力、あごがあがっていないことのチェックは重要なことです。
A.「ホ」の口形で裏声を出してみましょう。母音の「ア」は地声になりやすいです。浅くて生声になりやすいところで発声している人が多いからです。
A.「どんな声にでもなれる」という人もいます。確かに、今は、音響効果で加工もできます。 しかし、そうすると、声は本来のパワー、その人自身の力を発揮しないのです。プリミティブな力、オリジナリティこそが、表現の力なのです。 流行に合わせて、デジ…
A. ミックスヴォイスとは、混ざった声で地声(表声)と裏声の混ざった声(mixed voice)と理解されていることが多いようです。正確な定義はありません。
A. 震える声(トレモロ)、揺れ声、トリルなどは、ヴィブラートとは違います。
A.小さな声でも通る声なら、とてもよく聞こえますね。 体育館での球技大会やグラウンドでの運動会では、いくら大声を出して応援しても混ざってしまい、よく聞こえませんね。でも夜になってシーンとした体育館や校庭で声を発したら、小さな声でもとてもよく…
A.伝えたいときは、大きな声を出すよりも、まわりを静かにさせる方が効果的です。ワイワイガヤガヤざわめいている教室では、大きな声もおたがいに打ち消しあってしまいます。しかし、シーンとした教室では、小さな声もよく聞こえるでしょう。テスト中に、…
A.私は、ぶりっこ声やカラオケ声とでもいいたいような、まね声をあまりよく思っていません。声は生まれつき、それぞれの固有の体に備わった楽器です。生理的に正しく磨いたり鍛えたりしていくと大きな可能性があるのと同じく、決めつけて限定していくと限…
A.ハスキーヴォイスにも名優はたくさんいます。使い方が悪くてそうなっているときは、ヴォイトレで矯正していきましょう。 しかし、普段から、そういう声を出している人もいます。これも原因はさまざまです。たばこなどの影響で声帯を害してしまった人もい…
A.声の大きさは音の大きさ、デシベルで表わします。大きな声は、100デシベル以上あります。しかし、大きいほど伝わるのではないのです。 あなたがうるさいと思うくらい、大きな声を出したとします。ついこの間まで、選挙カーで演説するのも、駅のアナウン…
A.相手にしっかりと伝えるには、声を大きく出しますね。音声というからには、相手に届く声量というのは、最低限、必要です。 声は、聞く人に興味、関心、つまり聞こうとする意志がなければ伝わりません。大きすぎる声は、脳を守るためにカットされてしまう…
A.これは、声変わりのときの男の子によく起きます。あまりに急な変化で、初めてのこともあって、どう自分の声を扱えばよいのかわからなくなるからです。自分の声の低いイメージに慣れるまでは、困惑するのは当然でしょう。 こういうときに、これまでの高い…
A.カラオケで長く歌ったり、声援などをしすぎると、喉の状態が悪くなります。声が高く出なくなったり、かすれたりします。ひどいときは、声帯疲労や結節やポリープになって、声が出にくくなる人もいます。 声の病気が疑われるのです。耳鼻咽喉科に行きまし…
A.鼻にかかったり鼻に抜けたり、舌ったらずだったり、決して皆が皆、自分の持つ声をうまく使っているわけではありません。程度の問題ですから、必要性によって、よいとかふつうとかよくないとなるのです。
A.もって生まれた声帯、発声のもっとも基本となる声を出すところで、すでに個人差があります。 男性が女性より高い声を出そうとすると、ずいぶんムリしなくてはなりません。歌では声帯を緊張させて短くしたり、固くしたり、あるいは一部だけ使って、高い声…
A.日常の声では、そんなことをする必要はありません。自分の一番出しやすい声を使うのがベースです。それが多くの人にとって、その人に合った声である可能性が高いのです。しかし、それをよくわかっていない人が多いので調整することもあります。
A.声の使い方によって変わるのは、声の高さだけではありません。強さ(大きさ)、ハスキーさ、太さなどもあります。元々の声は低いのに、高く使いすぎたり、高い声なのに低く使おうとする人もいます。
A.たとえば、年配の方には、Tea(ti)というのを(te)としか言えない人もいます。それは、日本語に「テ」か「チ」しかなかったため、「テ」と聞いたからです。これは、t-i 、t-e と二つに分けて聞いてもらうと、すぐに聞き分けられるようになります。次に…
A.声は一人ひとり、違っています。誰も同じ人はいないのです。ですから、人と違っていても、気にする必要はありません。それは個性です。高い声の人も低い声の人もいます。太い声の人も細い声の人もいます。問われるのは、自分に与えられたものを最大限に…
A.第一に自分の特性を知り、それに合った能力を開発していくこと、第二に社会的ニーズを知り、それに柔軟に対応できるようにすることです。
A.本番なら、最初からベストに近い心身状態にもっていき、声を使う必要があります。歌は1コーラスわずか一分間です。それに合わせて整えるようにできることも学んでいくようにしましょう。
A.声のトレーニングとその指導を通じて、私は、聞き方、音=声の捉え方の違いに大きな差があることに気づきました。そこが後々の伸び方の差になっているということです。