A.まず、曲の構成を考えておくことです。あなたがどこでどう感じたかが、伝えるためのベースとなります。次にどう感じさせるかを明確にイメージしておきましょう。
声のメリハリをつけたいときは、どこで声をはり上げるかということも大切ですが、小さな声の使い方がより重要になってきます。この小さな声のときに、腹式呼吸、発音、発声の基本が身についているかどうかが、はっきりと出ます。大きく歌って盛り上げるところと、小さく語るように聞かせるところと、どちらのイメージが欠けても、メリハリのある、聴き手の心に伝わる歌は、歌えません。それをつなぐ呼吸、フレーズ間の呼吸も大切です。
声が音楽(メロディ、リズム)の上に動いていて、はじめて伝わるベースができ、ことばの意味や、メッセージを伝えられるのです。あなたの声があなたの内面の音楽を表わしていくのが理想でしょう。