発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1158.コンコーネを20番近くまで進めて来ました。今までより声が出やすくなったように感じます。

A.最初の1番台はWのテキストに近いくらいシンプルなリズム、音程、曲の長さでできています。ところが10番台に入ると、珍しい拍子や普段出てこない臨時記号、覚えにくい転調などがプラスされ、20番台では、さらにその中で音符の跳躍、細かいパッセージの変化、テンポの変化などが加わってきます。8小節歌うのにも、繰り返しの練習が必要な箇所が出てきます。しかしこれらを体で覚えて歌うことがスケールの発声練習の次の段階として、また上達の手段としてとても有効になります。大切なのは1回歌ったからといってそれで終わり、すぐ次に進むのではなく、5,6曲程度進んだら、もう一度前に戻って繰り返し歌ってこそ味が出てくるということです。コンコーネ50が丁寧に歌えれば、いろんな曲が自由に歌えるようになってきますから、頑張ってください。(♭Φ)