発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1534.風邪や調子が悪い時、歌は体の調子がもろに影響してしまうので、管理を心がけていますが、どうしても声や体に影響がでてしまう時があります。

A.そんなときは、何が悪かったのか、と考えることが大切です。冷え?乾燥?または、肩こり(緊張)?ストレス?と、調子が良かった時は考えなかったことを、考えるようになります。
 一度失敗した後にやり直すことは、本当に注意深くやるものです。その時に、今まで理解していなかったけど、たまたま偶然できていたことを、自分の力で理解しながらやってみているのです。それがテクニックと呼べるものになります。その結果できたことは、たまたま偶然できていたこととは、もしかしたら違うのかもしれません。でも、それはその人の本当の力になり、本当の声です。
 ただ、偶然出来ていたことは、その人に眠っていた才能の底力であることは間違いないです。遇然も運のうち、才能のうちです。ただ、それはいつ消えるか、またはいつ失うか分からないことかもしれません。偶然出来ていたものにテクニックで追いついたと思えた時、偶然の声よりも確かで、自分のモノになるものが残っているものです。(♯§)