A.できるだけ歌い手としては音楽からつくりたいものです。日本の場合は、言葉の表現やその人の心やその辺の雰囲気で負っています。それを持っている歌い手でも、その人の世界が聞こえてこないと成り立ちません。その人の世界観も大切です。
歌の場合は構成、メロディが重視されるわけです。役者出身の人などには、自由になる時間、空間を出して、そこで何が起きるかを問います。
うまい歌というのだったら、歌手の方が声も歌もいいでしょう。しかし、それが目的になってしまっているのです。その声でその歌をきっちり伝えようということです。神様への思いを伝えようというところなら、そうならなくてはなりません。似たような部分であっても、レベルが違ってきます。