A.外国の歌は、日本語とは違います。私達は普段日本語を喋りますが、この「言葉」は、歌にとって大きな影響を与えます。声楽では母音発声からまず始め、その後、歌詞のついた曲を歌うのですが、この母音発声で、日本語と他の外国の言葉では、発音の大きな壁があります。
日本語を長く話していると、私達の「自然」と思う(耳慣れた)音は、浅く、平べったくなっています。ところが、英語やイタリア語などをずっと話してきた人の「自然」と思う音は、深く、立体的になります。
これは、子供の頃から(極端に言えば、生まれた土地の時点で)自分の意思とは関係なく選べないことです。なので、外国の歌を歌うときには、理解しよう、溶け込もうと、努力する必要があります。
まずは、言葉を理解すること、言葉の発音をよく聴くこと、言葉と自分の感情が一致できるように努力することが求められます。 (♯§)