A.読むのではなく、しゃべる感覚で読むことができたら、自然に聞こえてくるはずです。しゃべる感覚というのは、字を読んでいるという感覚ではないということです。
まずは何度も何度も読み込んでいきましょう。何度も読んでいるうちに、内容も理解でき、自然にしゃべれるようになってきます。
何度も読んでいるうちに、セリフを覚えていくことと思います。セリフを覚えることで、もっと自然しゃべれるようになってきます。
読み込んで、セリフを覚えていくという作業は、慣れるまで大変ですが、その過程が身についてくると、数回読んだだけでも、自然に読めるようになってきます。この練習を何度も繰り返していきましょう。
自然なセリフにするためには、そのセリフがリアルでなければなりません。リアルであるためには、リアルな気持ちになることが重要です。言い方や言いまわし等、技術的なこともありますが、まずはリアルな気持ちになることが、自然なセリフへの近道です。
またリアルな状況設定も重要です。実際に映像としてその状況をイメージして、その中に自分を置いてみることで、リアルさも増してくるのです。
またそのリアルな気持ちを持ちつつ、話す相手をイメージすることで、より自然になってきます。その相手に向かって、思いを伝えようとする気持ちが大切なのです。
基本は何度も読むことです。そしてその過程(読み込み)(覚える)(気持ちを作る)(相手をイメージ)で自然なセリフになっていくのです。