発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2450.きれいな声がうまく出せません。

A.きれいな声に憧れる人は多いと思います。しかし、きれいな声を出そうとすると、8割がたうまくいかないことのほうが多い気がします。多くの場合は、支えが抜けすぎて声を置きにいくという結果になると思います。きれいな声というものは、支えがしっかりしていないと難しいです。特に、発音のあいまいな声というものは決してきれいな声ではありません。特に、トレーニングの初期段階では、きれいな声よりもダイナミックな使い方を覚えるべきです。これは、喉声で叫べということではなく、体を駆使して支えられた声を出すことを心がけるという意味です。物事はなんでもそうですが、上辺だけをなぞると薄っぺらいことにしかなりません。表現する気持ちが大切です。きれいな声というものは、自分が浸るものではなく、客観的に聞いている人が結果的に感じるものです。(♭∀)