A.段取りも大事なことです。まずは段取りを覚えてしまうこと。中途半端ではなく、完璧に体に覚え込ませてしまうことが必要です。
セリフの段取り、つまりセリフの裏にあるリアルな気持ち作り、そしてこの気持ちとことばを連動させて覚えてしまうことです。動きの段取りも同じことです。まず自分自身の動きの動線を覚えてしまうことです。
こうして覚えた上で、演技をしていきます。何度も何度も稽古を積み重ねて、自然に自然にしていくのです。
ダンスでも、最初は振り付けでも、それを体に覚え込ませて、踊っていくうちに、気持ちで踊れるようになってきます。演技も同じことで、「段取り(覚える)→練習(繰り返し)→自然」という段階を経るのです。