発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2839.声を前に送るというイメージがつかめなくて、ただ息を吐いているのですが、それでいいのでしょうか?

A.まずはイメージではなく、実際に息を流し続けることです。息を流し続けることで、声が前に送られていきます。しっかり息を吐き続けていきましょう。
次に、イメージですが、リアルに息の流れを思い描いて声を出してみましょう。口から息の流れが、線のように糸のように遠くへ流れていくよう、またこの線に色をつけてみても構いません。色のついた線が、口から出て遠くへ伸びているイメージを、具体的にありありと思い描きましょう。
実際にこのイメージで声を出すと、イメージしていないときに比べて、声は前に出てくるのです。イメージではありますが、イメージすることで実際にそうなるのです。
実際に息を吐き続けることと、具体的に息の流れを思い描くことで、声を前に送るというイメージがつかめるかと思います。