発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3018.響かない部屋でうまく歌えません。

A.特に気をつけてほしいことは、自分の声を自分の耳で「音量や響き」を聴こうとしないことです。音程感などについては、自分で確認することが必要な場合やケースがありますが、自分の耳に心地のよい音量や響きを自分の耳に残そうとすることは、99パーセント以上の確率で喉の不要な緊張を招くものだと思います。自分の声というものは、自分の中と外の両方から聴こえるので、実際に人にどのように聞こえているかは、一生確認することができません。それに、自分の耳に大きな音を残そうとすることは、外の空間に音を放出しようとする意識をさえぎることになります。響かない部屋でこそ、体の感覚を大切にして、自分を信じることが大切です。(♭∀)