発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3334.カラオケで歌うと、のどが疲れてしまうのですが、どうしたらよいのでしょうか?

A.練習時間にもよりますが、どのくらいの時間歌っていますか?カラオケに限らず、のどの疲労に関しては練習時間にもよります。また発声練習などの準備を行なったうえで、カラオケを歌っているのであればよいのですが、発声をしないで、ぶっつけ本番で歌っているのであれば、それはのどを痛めます。発声練習などの準備を行なったうえでカラオケに行くことをお勧めします。もちろんカラオケボックスで発声練習してもよいかと思います。
またマイクに頼りすぎてはいませんか。マイクに頼ることで、本来のよい声、よい発声で歌えなくなってしまいます。スピーカーからひびいたよい声が出ていますが、その声を基準にしてはいけません。マイクに頼りすぎると、その声を基準にしてしまいます。その声ではなく、マイクを使わない状態で歌っているときの声を思い出してみましょう。マイクで歌っていても、そのときの声で歌えれば理想です。ですから一度マイクなしで歌ってみてから、マイクで歌い直すとよいかもしれません。練習方法としては、そういったやりかたもありえます。しっかり体を使って声を出すことができれば、のども痛めにくくなります。
また録音することをお勧めします。一回歌っては聞く、一回歌っては聞く、ということを繰り返していきましょう。次々に歌い進めていくのではなく、一回歌ったら反省、修正点を見つけ出してから歌い直します。そうすれば効率よく練習ができるはずです。無目的に歌っていては、うまくなりませんし、のどへの負担もかかってしまいます。目的をもち、録音しながら効率よく練習していくことが大事です。またその際には、同じ曲を何度も歌い込んでいくことが大事です。次から次へと曲を変えていっては練習になりません。反省しながら練習を進めていくためにも、一曲に集中して、その曲の完成度を上げていくことに集中していきましょう。歌い込んでいけば、のどへの負担も減ってきます。 (♭∞)