発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3423.声楽的(クラシック)発声の重要さについて教えてください。

A.何事でも(たとえば踊りなど)基礎が大事と言われますが、歌においてもそうです。そのため声楽的発声中心のレッスンがあります。たとえば、ロックやポップスを歌う人がオペラを歌うことは難しいです。反対にオペラの人は、ロック、ポップスなどほとんどのジャンルを歌おうと思えば歌えます。それは声楽、特にオペラは歌の中でも声の可能性を最大限ひきだした発声であり、体を使って、喉も力まず歌うので、他のジャンルに比べ喉への負担が少なく歌えるのです。なので、声楽と他のジャンルの曲を歌いたいと考えている人に特に気をつけてほしいのですが、声楽が歌えればもう1つのジャンルも歌えると思って、それぞれのジャンルに合わせて発声を変えようと思わないようにしてください。(♯Θ)