A.お手本となる声のモデル、声の色合いなどを見つけられない生徒さんが多いように思います。特にオペラやイタリアの曲などクラシックを学んでいる生徒さんにとっては、勉強している曲の録音を聞いたところで、海外の歌手が(響きが)素晴らしすぎて自分に置き換えられないということもあるようです。録音の歌手のように、世界に通用する歌手のことは勿論難しいことです。録音は録音として聞いておいて、曲の音楽スタイルを学んだり、イメージを膨らませたり、暗譜するためなどに役立てましょう。もっと身近にお手本はあるはずです。たとえば、自分が歌う曲を演奏する人の演奏会やライブに足を運び、生の演奏を聴くこと。または自分の中にも理想な声、というかベストな声をもつことができます。そのときどきの良く歌えた声を忘れないように、レッスンでなくトレーナーがいないときでも、その声を再現するよう努力することです。(♯Θ)