発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3422.声のモデル(お手本)は必要でしょうか。

A.お手本となる声のモデル、声の色合いなどを見つけられない生徒さんが多いように思います。特にオペラやイタリアの曲などクラシックを学んでいる生徒さんにとっては、勉強している曲の録音を聞いたところで、海外の歌手が(響きが)素晴らしすぎて自分に置き換えられないということもあるようです。録音の歌手のように、世界に通用する歌手のことは勿論難しいことです。録音は録音として聞いておいて、曲の音楽スタイルを学んだり、イメージを膨らませたり、暗譜するためなどに役立てましょう。もっと身近にお手本はあるはずです。たとえば、自分が歌う曲を演奏する人の演奏会やライブに足を運び、生の演奏を聴くこと。または自分の中にも理想な声、というかベストな声をもつことができます。そのときどきの良く歌えた声を忘れないように、レッスンでなくトレーナーがいないときでも、その声を再現するよう努力することです。(♯Θ)