発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3452.声優やナレーターを目指しているのに、なぜ舞台で演じることをやらなければいけないのでしょうか?

A.多くの養成所では、声優やナレーターを目指しているにも関わらず、半年に1回、もしくは1年に1回、舞台を経験するようなカリキュラムにしている学校が多いように思います。

では、なぜ舞台を経験することが必要なのか?簡単に言ってしまえば、舞台では実際にその空間の中で、人間対人間で、リアルにお芝居をする、ということが行なわれるのですが、これがとてもよいのです。リアルな空間で演じるからこそ、お芝居も磨かれていくのです。もちろん最初から器用に声優等をこなしてしまう人もいるとは思うのですが、初めは舞台を経験しておいたほうがよいと思います。体全体を使って、リアルに演技していくことで表現力が増してくるのです。

またプロの声優の方でも、定期的に舞台に立つことを課している方もいます。プロにとっても舞台に立つことは大事なんだと考えられているのです。