発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3559.お笑いのMCなどを学んでいます。お笑い芸人はどうして層が厚いのでしょうか。

A.お笑いの人もいろんな人を見てきました。何人も来られました。

 ヴォイストレーニングで声も言葉がよくなりました。でも、トップの人たちも1年半くらいで駄目になってしまう。最高のレベルのネタができているときは、世界に通じるレベルなのにもったいないことです。完璧なネタをたまにお笑いの人はやります。それは、M1グランプリの決勝くらいでしかみられません。

 テツ&トモの絶頂期の頃のネタを合宿でやったことがあるのですが、とてもついていけない。動きについていけないのではなく、音声の中での噛み合い、ちょっとした間のあけかた、入り方のタイミングのようなもので、4分半で全く間のムダがなかった。

 そのことが歌い手の中では成り立っていません。音楽が始まっていたらあってたらOKと、お客さんはそういう厳しい見方ではみていないです。見習うべきと思いました。才能があれば、もてる、金が得られる、名声やいろんなものが得られる、ハングリーでも、ルックススタイルがよくなくても、それを逆手にとれて大逆転できる、厳しい縦社会が生きていることです。