発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3658.背中の筋肉について具体的に教えてください。

A.脊柱起立筋は、背骨の近くにある筋肉で、これが弱いと姿勢が悪くなり猫背になります。

もちろん 発声にも大きく関わっていて、特に高音域での喉頭の位置にも関わってきます。

この筋肉はインナーマッスルで、赤筋と呼ばれる遅筋です。遅筋とは収縮速度が遅く、持久力に長けた筋肉です。これらのインナーマッスルを鍛えると、代謝が上がり肥満防止にもなります。声楽家が姿勢が良いのは、この筋肉が発達しているからでしょう。筋肉量は30歳頃から徐々に減少し、基礎代謝が落ちていきます。トレーニングによって、増やす事ができます。アクートする発声をやっていると、この筋肉が鍛えられると思います。

筋トレと発声の両面からやると効果的かも知れません。四つん這いになって、対角線の手足を持ち上げる運動を交互にやると良いみたいです。(♭∀)