Ａ．最初は、トレーナーの言われるままに歌い、調整し、何故だか調子が良くなるという体験をするものです。初期には自分で調整できません。もっとも、きちんと声の事解った良いトレーナーでないと導き出せないとは思います。良いバランスの声と、バランスを崩したピンぼけの声との違いが最初は本人の感覚で判らない事が多いです。そして、レッスンを重ねていくうちに、段々と声を出した時の感覚が鋭敏になり、微調整ができるようになってくると、ある程度は自分で調整できるようになって来ます。しかし、誰しもが、感覚が鋭敏になれる訳ではありません。よほどの意欲と根気が無いとできません。また、その微調整にもランクがあります。オーディオマニアの世界でも、あるレベル以上の高額なセッティングでの音の違いは微々たるものです。漸近線的に究極の音に近づいていきますが、究極の音に近づけば近づく程、漸近線とは逆に僅かな音のランクアップに果てしなく高額になってきます。声の調整もそれに似ています。（♭∀）
