A.姿勢よく立ち、しっかり息を吸い、口・喉を開けて声を発するという歌うときの基本の体勢をシンプルに実践するために、母音アを使います。
また、いくつか他の母音を組み合わせて使うのは、
1)ひとつの母音だけで歌い続けると時にはその人独特のフォームで固定してしまい、他の母音ではそのフォームが通用しなくなる場合がある
2)どの母音でも声の響きを揃える練習になる
3)母音をひとつひとつ捉えずに、なめらかに次の母音に移行する(レガートに歌う)練習になる
4)不得意な母音を、得意な母音と組み合わせることで改善しやすくなる
などの理由があります。(♯α)