A.聞こえてくる声で判断します。その際の基準ですが、まず「喉に負担のある声」、つまり聞いていて雑音の多い声です。声が効率よく発されていないために、引っかかった、ストレスのある声になっている場合です。この声は聞いていて不快感を覚えますし、こちらの喉も痛く感じられてしまいます。「ざらついている」「ガラガラしている」という表現も当てはまるかもしれません。とにかく喉に負担をかけてしまい、聞きづらい声です。
その原因は、もちろん喉を頑張りすぎていることもありますが、上半身に力が入りすぎていたり、またそのために下半身が使われていなかったり、それにともない体がひびかずに、より喉に負担がかかってしまうという悪循環を引き起こしています。体を使い、正しい発声を身につければ解消できます。
また少し練習しただけで、喉が痛くなったり、(もちろん正しく発声していても、少々痛くなることもあるのですが)、回復にとても時間がかかってしまったり、という症状があるのなら、喉声であると思われます。また声がかすれていてハスキーな方は喉声ではなく、もともとハスキーなのだと考えたほうがよいと思います。(♭∞)