発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3876.喉声の判断基準を教えてください。(2)

A.まずひとつ前提としていっておきたいことは、声楽のベルカント唱法ではもちろん喉声であることはご法度ですが、ポピュラーヴォーカルの場合、とりわけロックに関しては「喉声」をうまく使いながら基本とする発声は喉にかからないように考えてください。喉声がもつスリリングな要素はロックには必要だと思います。しかし喉声のみで活動するとおそらく楽器が壊れてしまうために、喉に負担のない声を習得する必要があると考えましょう

喉声の判断基準は、一番判りやすい基準としてはメッサディヴォーチェができるかできないかです。メッサディヴォーチェとはクレッシェンドデクレッシェンドの技術のことを言います。いつでも自由自在にフォルテとピアノをコントロールできない声は、すべて喉声と考えて間違いありません。(♭∀)