A.イップスという言葉を聞いたことはありますか?イップスという用語は、昔活躍したイップスというゴルファーが、この症状によってトーナメントからの引退を余儀なくされたことで知られるようになったのですが、彼は、今までスムーズにパッティングをしていたゴルファーがある日突然緊張のあまり、カップのはるか手前のところで止まるようなパットしか打てなかったりカップをはるかにオーバーするようなパットを打ったりするようになる病気にイップス(YIPS,うめき病、yipeは感嘆詞で「ひゃあ」「きゃあ」「うわっ」といった意味)と名づけられたようです。野球などでも、送球イップスなどで悩む選手は多いようです。
歌手も、発声イップスというものがあるようです。何かの大事な本番で、声がひっくり返る、割れるなどの失敗をしてしまった経験からくるものが多いですが、練習ではよく歌えるのに、本番になると急に声がいつもどおりでなくなるというものです。このような症状になったら、自分一人で悩まずに、トレーナー、又は精神科医の先生などに相談することをお勧めします。乗り越えることはたやすくはないですが、イップスを受け入れることが、乗り越える第一歩であるはずです。(♭∀)