発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4095.声量はどのようにつけていくのですか。(8)

A.歌うということは言うまでもなく身体が楽器なので、それぞれの体型と持っている声帯から「その人の器に見合った声量」というのがあると思います。声量をつけようとしてやってしまいがちである強く出した声、太く出した声、または大きく出した(つもり)の声は、たとえ自分には大きく聴こえたとしても声量が増したことにはならず、往々にして側鳴りの声になってしまいます。声の太い人、細い人どちらにとっても楽器である身体を存分に使って息をコントロールし、その息に響きのある声を乗せていくことで、結果として声量をつけることにつながっていきます。(♯α)