A.発声練習だけで声をつくるよりも、歌から入る方が複雑ですが、いずれ、その世界をつくるなら近道です。
ヴォイトレは5秒を完全にコントロールするために15秒でトレーニングしていく。一方、5秒を完全にコントロールするなら、5秒だけできればよいという2つの目的を可能にするものと私は考えています。
その5秒のために「5秒の練習」も「15秒の練習」もあります。また、1秒~4秒の練習もあれば、10秒、20の練習というのもあるといえます。
呼吸一つとっても、その5秒が完全にできるためにあるのですから、息吐きのトレーニングなどと量を考えるのもよいのですが、そのフレーズが15秒保てるように具体化すると、よりモチベートが上がるし、基準もはっきりするでしょう。
声量も声域も共鳴も同じようにそれぞれにあり、また、統合されてもあり、さらに統合としてのバランスや、個々の強化としてどのようにみるかによって、さまざまな基準とそれを満たすための判断が生じてくるのです(♭π)。