A.高校生として、球だけは誰よりも速い球を投げられる子と、全てを平均なスピードでコントロールできる子と、どちらがプロになれますか。
可能性の大きさでいうと前者です。一つすぐれたものがあれば、あとは補えます。もちろん一声だけ、大きい声、高い声、魅力的な声、何でも絶対的に強いものをもつならば有利です。
そして、そうでない大部分の人は、バランスよりもその一つを目指すことです。それがあって通じて、次にそのレベルでのバランスを取ることであってこそ、大したものになるのです。それが、凡人並みのレベルでいくら確実に揃えてみても、より強い人がきたらお終いです。私が80キロのスピードで、いくらボールを投げてもボコボコに打たれるでしょう。ところが、歌唱力で選ばれなくなったため、歌い手は最大の武器を手放してしまったのです。それを、持とうとしない人ばかりになりつつあるのです。(♭π)