A. 基本的には胸を高く保ちお腹は引っ込めた状態です。
感覚がわかり辛い人は壁を背に真っ直ぐ立ち腰の後ろに握りこぶし一つ入るくらいの空間を作って後頭部、肩は壁に背もたれた状態をつくりましょう。これが見た目にも美しい立ちかたです。
声を出したり歌っていると疲れてきたり感情に走ってしまいがちになります。そのようなときにこのフォームは崩れがちになるので気をつけてみて下さい。
その他の注意事項としてはアゴが前に出ずひいた状態であることも大切な要因の一つでしょう。どんなにフォームが綺麗でもアゴが出てしまっては見た目にも悪いですしアゴが力む要因にもなります気をつけてください。(♭Σ)
A. こういう風に歌いたい、こんな声で歌いたい、という、理想があって、初めて、ヴォイストレーニングの必要性が発生してくるように思います。今、いろんな優れた、機器が発達していたり、日本人でも外国人のような恵まれた体格の人が多くなって、歌唱のテクニックや、声量、声域に優れた人が多くなっています。だからかもしれませんが、大切な「表現する」ということよりも、声が大きいこと、高い音が出ることが一番大事なことのような風潮があるように思います。なによりも大事なことは、「イメージすること」です。たとえ、現段階で、出せない声であっても、常にイメージして練習することが大事です。また、声だけでなく、自分が歌いたい場所(広いところ)で歌っているイメージを浮かべながら歌うと、とても、よいと思います。この人の、こういう声で歌いたい、という思いがあれば、その人の歌い方を真似しようとすることもいいと思います。続けていくと、時に落ち込むこともあり、イメージがわかないときもあるかもしれません。歌は、いいテンションで、いいイメージを持って歌うことが大事ですから、そういうときは、いい映画をみたり、おいしいものを食べたりと、歌とまったく違うところから、元気をもらうことが先決です。高い声で、大きな声、ということが、理想の声であれば、それに近づくよう精進していけばよいのです。それは、技術が先行しているのではなく、あくまで、表現するための手段なのです。(♯Ω)
A. 一概に正しい姿勢というのはありませんが、余計な力が入っておらず、声を出す為に効率的な筋肉を使っていと考えると「正しい姿勢」は決して、首が前に出たり、猫背であったり、やたら前傾姿勢だったり、反っていたりすることはなくいわゆる「姿勢のよい状態」が理想に近いように感じます。
ただし、まっすぐに立ってというと、ほとんどの生徒さんがややそった状態で胸も張りすぎるので、子どもの頃に言われたぴっと立った起立!というところからやや緩めた状態がよいでしょう。
胸を張った状態では、どうしても息が浅くなってしまうので、胸をほんの少し緩め、腕の位置も斜め後ろではなく、横、もしくは僅かに猫背気味に前にすると息が入ってきやすいことが分かるでしょう。最初のうちは、なかなか自分の体の状態についての判断が難しいと思いますので鏡を見たり、ビデオを撮るなど、客観的に自分を観察してみましょう。(♯Ж)