A. よい姿勢とは、体のどこにも力が入らなくてリラックスできている状態に出来ていることが一番大切です。悪い姿勢は立って体を支える為に筋肉が使われ、声を出すための筋肉が自由にならないことを意味する、といっても過言ではありません。よく猫背になるのはいけないと思って体を反りすぎている人を見かけますが、それも正しくありません。特に上半身の胸から上が完全にリラックスする姿勢をとることで初めて、深い呼吸、深い声を作る準備ができるのです。(♭∀)
A.姿勢で大事なのは、腰を安定させることです。
腰は、歌唱の際の筋肉の運動のベースとなります。ここが安定していないと、安定した歌唱に悪い影響が出てきます。歌っている時にどんな格好になっても、腰は絶対に不安定になってはいけません。
まず普通に立ってみましょう。足の開きは自分が立っていて一番楽な位置にします。
よく「肩幅」とか言いますが、それは開きすぎです。足がくっついていても自分が楽ならそれがよいでしょう。腰が安定しやすい立ち方であればよいのです。
次におしりの位置です。これが腰を安定させるのに一番重要です。
この臀筋が腰の支えに重要な役割を果たしています。
上半身は、とにかくリラックスさせます。特に肩や胸に力が入らないようにしましょう。上半身に力が入ると、発声に関わる筋肉までが力が入ってしまい、思うように動かせなくなりますよ。お腹の上に胸部が乗っている感覚を身につけるようにしましょう。
歌うときは、下半身でしっかり支えて、上半身をリラックスさせる、と覚えておきましょう。(♭∀)
A.骨盤のゆがみが出る悪い座り方は、よく女性の方がやっている足をハの字にしてペタンとする座り方です。これを続けていると、骨盤が開いた状態になってしまいます。
そして成長期には、骨盤の形成時期なので四角い骨盤になってしまいます。ちなみに女性の骨盤はハート型といわれています。この四角い骨盤の原因は女の子座り以外に運動不足から来る筋力低下も要因といわれています。
もう一つの骨盤のゆがみが出る悪い座り方は、横座りです。これをするクセがある人は、骨盤のゆがみがでます。どうしても横座りがしたい人は左右交互に横座りしましょう。
骨盤のゆがみがでない正しい座り方は、実は正座です。背筋も伸びるし、腰に最も負担のかからない座り方が正座なのです。
意外に知られてないことですが、立っているより椅子に腰掛けている方が腰に負担がかかります。なんと立っている時の1.5倍も腰に負担がかかってしまうのです。その点、正座をしていれば、立っている時とあまり変わらない腰への負担ですみます。しかし正座にも欠点が、あります。それは膝に負担がかかってしまうことです。ひざの悪い人は正座をするのは控えた方がいいです。
それでも正座の練習をどうしてもしたいという人はお風呂やプールの中で練習してください。浮力が働いて正座をしてもそれほど膝に負担がきません。(♭∀)