A.生徒を否定しないことを心がけてます。生徒の現状を認めつつ、新しい方向にトライさせる、新しい方向へ導くということを意識します。そうすると、生徒は傷つくこともなく、発展していこうと前向きになっていくと思います。なるべく多く褒め、「ありがとう」の言葉をかけるよう心掛けてます。
また、1回のレッスンの中で生徒に達成感とスキルアップ感を与えられるように生徒を導くように意識します。生徒が、今日レッスンに来てよかった、と思えるように導くことが一番大切かと思ってます。
内容としては、生徒がレッスンに通う目的をよく聞いて、その目的に叶うよう内容を変えていきます。
技術的には、先ず自分の耳を養うことです。自分の耳が良くないと、生徒の発声時の体の状態が想像できないからです。生徒の発声に何か問題を感じた時、僕はじっと耳を澄まし、問題点を探し、最終的には自分が同じように真似をしてみます。症状さえ理解できれば、あとは対処さえすればいいので。
その対処ですが、、、指導するにあたり、引き出し(方法)と知識は多ければ多いほどいいと思います。僕は、機会さえあれば発声の専門家に発声の質問をします。声楽家、各種シンガー、役者、アナウンサーなどなど、すべての方の意見は参考になります。伝え方一つで生徒の理解が大きく変化することを最近実感してます。だから、僕は方法にこだわらず、あれやこれやといろんな方法で生徒にアプローチして、その生徒にとってピンとくる練習法で攻めるようにしてます。「方法にこだわらず」です。しかし「引き出しは多く」です。
最後になりますが、発声も表現も心身ともにリラックスしていないと、いい集中力が発揮されにくいです。僕は身体的リラックスが、教えの中で8割しめますが、生徒がリラックスしてレッスンにとりくめるよう心掛けてます。(♭Д)