A.「練習を1日怠ると自分にわかる。2日怠ると批評家にわかる。3日怠ると聴衆にわかってしまう。」
この言葉は、ポーランドのピアニスト“イグナツィ・ヤン・パデレフスキ”(1860~1941年)が説いた言葉です。万全の技術を身につけるためには、強い忍耐力が必要であるということを、このような表現で述べました。
特にピアノに関しては、私も経験がありますが、1日練習しなかっただけで、確実に劣化していくのがわかります。まず、指が動きにくくなります。たった1日でもです。楽器は練習の差が顕著に現れます。
しかし、これは歌や言葉についても同じことが言えると思います。確かに、やりすぎはよくありませんが、日々続けていかなくては確実に衰えます。「発声」を学ぶということは、そもそも「自分という楽器」を造り、育てることと、奏法の技術の習得を行うことです。
(♭Я)