発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4957.第一印象の38パーセントは声で決まるというのは本当ですか。

A.これは、「初対面の相手と話をするとき、あなたは何によって相手がどんな人かを判断しているでしょうか」ということです。
アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが発表しています。
知覚される態度=言葉×0.07+音声×0.38+顔×0.55 (メラビアンの法則※日本では、佐藤綾子氏が似た研究をしています)
人が話している相手の態度や性格を判断するとき、話されることばの内容の影響は七パーセントであり、残りの九三パーセントのうち、三八パーセントはパラランゲージ(周辺言語)、五五パーセントは顔の表情によるものだという研究です。この結果は、よいコミュニケーションについての条件、特によい第一印象を与える条件として知られています。
つまり、ことばよりもそれを運ぶ声のほうが大切だといっているのです。
※メラビアン・・・1対1のコミュニケーションにおいて、表情と声に対しことばがメッセージとして矛盾したとき、人は何を重視したかの実験で、笑顔で明るい話し方で、ことばがNOのメッセージのとき、55%、38%の順です。Yesとのメッセージを受けとめるということです。(♭ф)