A.「プロ」ということばに抵抗を感じる人もいらっしゃると思います。年配の方なら「いまさらプロなんて」と思う場合もあるでしょうし、副業として、ステージや舞台に立っているなら、「商業主義でやりたくない」などと言う人も少なくありません。
ただ、私が述べている「プロ」レベルとは、お金を得て声を使っている人を意味するのではありません。あくまで体の持つ条件(呼吸、感覚など)でのレベルのことです。そこでは、世の中でいわれているようなアマチュア、プロという区別とは違いません。求める程度の問題です。得たものをどのように使うかは自由です。よりよく使えるようにするまでがレッスンであり、トレーニングなのです。