A.目標を曖昧にしてレベルを低く設定すると、特に声に関しては、他の何にも増して成果もプロセスもわかりにくくなるからです。ファインプレーを見て初めてわかるのではなく、体つきだけを見てすぐれた選手だとわかるというような意味で、「プロレベル」つまり、「ハイレベル」に体や感覚を獲得していき、それを保つように、といっているのです。発声はスポーツでないので、ここで体というのは、その人の声(の音色)そのものでわかるという意味です。一流の役者が皆、腹から出ている声を持っているのと同じことです。声の発振体としての自分にとって最大限有利な条件をもつということです。(♭)