A.顎が硬くなるのはいくつかの理由があります。
まず、下記のことができていますか?
・正しい姿勢で立つこと・・・胸は高く、首の後ろは長く、楽に。顎を引きすぎたり、または逆に出すぎたりしないこと。操り人形のように肩の上に、ポンと頭が乗っかっている状態であること。胸は楽に。猫背になったり、逆に張りすぎたりすることのないように。
・正しい呼吸ができていること。
口をポカンと開いたとき、顎は楽な状態で下に落ちています。実際に動くのは下顎ですが、歌うときは上顎が上に動くようなイメージを持って、下顎の余分な力を抜きます。
顎に力が入るということは、舌や舌根にも力が入っているということです。鏡を見て、舌の位置が正しいところにあるかどうか、舌の力が抜けているかどうかも確かめましょう。
発声練習は、舌を唇の上に乗せて、舌全体の力を抜いて「ハ」でソファミレドで下りてくる練習。舌を歯と歯の間に少しだけ挟んで、「カ」や「キ」でガムをかむようにして1回1回顎を動かしながら声を出す練習などをお薦めします。顎が硬いと声帯にも力が入り、ピンとした固い声になってしまいます。舌、唇、顎、首の辺りの余分の緊張を取り、脱力した状態で歌いましょう。(♯Å)