発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q. オーディションに通るコツを教えてください。

A. オーディションは採用基準によって条件がさまざまなので一概には言えません。また「水もの」ゆえ絶対的コツなどは存在しないでしょう。ただ経験上言えることは、「審査員の印象に残る結果だったか?」「この人と仕事したいと思わせられたか?」の2点は必要でしょう。
多くのオーディションを受ける中で「このオーディションは絶対とりたい」という場面はプロであれば、何度か経験があると思います。そういった場合はやはりリサーチ、戦略、準備は念入りに行ったほうがいいと思います。例えば作品のオーディションであれば、どんな作品なのか?スタッフさんはどんな方々なのか?スタッフさんらは今までどのような作品を手がけてきているのか?何人採用なのか?自分に必要と思われる情報は全てかき集めて損はないと思います。デモテープ審査や写真、プロフィールの書き方、当日の服装、課題の台詞や歌が事前に配布されていればその検討など。
審査員の方々の趣向性に全て合わせる必要はないですが、今の自分の魅力を凝縮して審査員に披露するためにはどう対策をとればいいのか?できれば信頼している先生などから客観的にアドバイスしてもらう方がいいと思います。もちろん決めるのは自分ですが。対策、戦略、準備は必ず結果に繋がりますが、目に見える結果だけではなく念のこもった努力は本番で実力を凌駕する何かを引き出し、奇跡を生み出すことがあると思うのです。「一年岩をも砕く」という体験は私は何回も経験しています。
(♭Д)