A.お腹で支えて歌う実感が、練習のときには得られるようになってきてのですよね。それは、賞賛すべきことだと思います。そこまで来るのにも、ある程度の長い時間がかかったのではないでしょうか。私は長く歌に携わっていますが、その年その年で、支えが会得できた!と感じつつも、やればやるほど、支えの場所や感覚がバージョンアップし、もっと低く、もっと深く、もっと強くなることを実感しています。訓練すればするほど強固になり、確実なものになっていくものなのだと思います。ですから、トレーニングが日々欠かせないのだと思います。
支えが上がるというのも、練習のときにはできている実感がおるのですから、これを繰り返し練習してください。緊張していても、人前でも、オーディションで審査員が威圧的でも、多少体調が悪くても、年齢がすすんでも、できるようにするよう訓練するのです。ですから日々の訓練で、脳にその回路を作り強固にしていく必要があるのです。
毎日5分でも、10分でも、やるのとやらないのでは大きな違いです。忙しい時は電車の中やお風呂の中でも意識してみてはいかがでしょうか。(♯β)