発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.声帯は緊張させると長くなるので低くなりそうですが。☆

A.音の高さは、その物体の質量の平方根に反比例し、固さの平方根と比例します。つまり、重いと低く、固いと高くなります。声帯は、伸長度で低くなるのを超えるほど緊張して固くなるので、結果として高くなるのです。ちなみに、ソプラノとバス、あるいは、女性と男性の声の高さの違いは、元々の個人としての声帯の長さや重さといった形態の違いです。(♯)