A.今ほど音響がよくありませんでしたから、プロになるということは当然、大きな声、通る声が必要でした。(実際には、大きな声、通る声とは違うのですが、そう思われてもいたのです)そのためにも、生まれもっていながらの楽器である声が大きく太いことが条件でした。
これは共鳴によるので、生まれ持ってあごが大きい、顔が大きいのは有利だったわけです。それに加えて、声の使い方で大きくすることが問われたのです。アナウンサーも、歌手もその類にもれません。そこで歌手の多くは、声楽のレッスンを受けました。声楽家出身の人がポピュラーの黎明期を築いたのです。(♭)