A.例えば、いくつかのフレーズを10~15秒(歌のフレーズでもよい)を2、3回見せていただければわかります。そこにどういう条件があるのかを述べますと、
1.今ここで、声で示すことに日頃の充分な準備ができていること、つまり、そういう体と感覚を獲得して維持していること
2.相手の要望に応じて、今ここで自分の持つ声を調整、応用してもっとも期待するものに近いもの、それ以上のものを出せること
もし1回目うまくいかなくても、2、3回で修正してよりよく出せること。また1~3回でうまくいかなくても、本人がそれを自覚し、その原因や解決法を知っており、次の機会までには完全に解決できること。解決できない場合はそれがどうしてか、そうであればどのようにすればよいのかがわかること。このあたりで、どのくらいの声の力のある人かがわかります。
そこには、次のような基本を支えるさらなる基本の力が必要です。
1.フィジカル 体力 筋力 瞬発力
2.メンタル 精神力 モチベーション
3.イメージ力と判断力
4.実行力(実現力)
5.フィードバック力 反省し、誤差を把握して修正する力
これらの厳密性において、区別されるのです。(♭)