発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.「阿吽の呼吸」の阿吽とは何ですか。

A.狛犬は、二対あり、口を大きく開けているのをア(阿)、口を閉じているをウン(吽または?)と称しています。ちなみに 神社の狛犬は、狛=こま=高麗という名のように、日本のものではありません。中国でも宮廷に皇帝の王座のまえに飾られているのは、犬ではなく獅子です。

お寺の仁王も必ず、阿像、吽像の二対が配されていますね。そこで、二人の呼吸、気合い、動きがピタッと合うことを、「阿吽の呼吸」というわけです。古代インドの学者は、音声の両極に、ア(a)とン(m)をあてました。これが、「あ・うんの呼吸」というときの「あ」と「ん」です。(♭ф)