A.それぞれについて、対応策を述べておく。
1.覚悟がないケース
話で失敗しても命はとられない。人前に出たら「煮るなり焼くなり好きにしてくれ」と開き直ることだ。どうせ百年後は皆で土の下なのだから、せめて人前で人の注目を得られるこの時を楽しもう。あがることも含めて、自分の体や心臓、脈、血をいとおしもう。
2.自意識過剰になっているケース
残念ながら、人はあなたが思うほど、あなたのことを気にしていないし、期待もしていない。
3.失敗するかもしれないと思うケース
仮に失敗しても、他の人は、(あまりに見苦しいことはやめてほしい)と思うだけだ。
それは、多くの人にもそういった覚えがあるからで、こういう失敗に対して人は思いのほか優しい。すぐに忘れてくれるものだ。印象に残らぬ当たり障りのないスピーチよりは、失敗しても印象に残る方がよいともいえる。そこに、あなたの存在が示せる。(Э)