発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.声にうまく感情が入りません。このままでよいのでしょうか。

A.仮に、一方はいつも明るくハキハキ、待ってましたとすぐに出てくれる、もう一方は事務的な応対だとしたら、どうなるでしょう。

落ち込んだ相手が弱気になったとき、あなたが声の優秀な使い手なら、チャンスです。あなたから発されるのが、落ち着いた声に聞こえると、安して相手を元気づけられます。ところが、どんなに心を込めたつもりでも、冷たい淡白な声に聞こえたら、さらに相手を落ち込ませます。

何一つ欠点のないような人が振られるのには、こういうケースから少なからずあります。恵まれて生まれ育った人は、あまり声に感情を表わすことに慣れていない、よほど深いつきあいでもなければ、声に何か込めるような必要もなかったからです。

 

落ちついた声、淡白な声について考えてみましょう。

無表情でいってみましょう

ビジネスライクな声を出してみましょう

プライベートな声との違いを感じましょう。(♭б)